愛知学長懇話会 「サステナビリティ・プロジェクト」
平成29年度活動報告
愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、下記(4)の活動目標と活動計画に沿って、 2017年度の「サステナビリティ・プロジェクト」
活動(5)を実施した。
(1)事業名 愛知学長懇話会「サステナビリティ・プロジェクト」(平成29年度)
(2)実施期間 平成29年4月1日~平成30年3月31日
(3)実施体制
企画・運営 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会
責任者 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会委員長
竹内恒夫(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
事務担当責任者 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会事務局
(中部大学国際ESDセンター内)
藤井昭彦(中部大学学務部長)
(4)活動目標と活動計画
平成29年度に下表の 5 つの目標(ユネスコ・ESDグローバルアクションプログラム[GAP]優先5分野)を掲げ、 「愛知学長懇話会サステナビリティ・
プロジェクト」と称して、6 種類(①~⑥)の活動を展開する。
(5)活動実績
① SDポリシーメーカーの育成(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点「中部サステナ政策塾」と連携)
サステナビリティ企画委員会は、持続可能な社会づくりに寄与する政策を学ぶための活動「中部サステナ政策塾」(中部ESD拠点協議会主催)に 対する協力を行った。
中部サステナ政策塾では、10回の講座を通して、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の17目標を各回で取り上げて、講義のポリシーメーカー の育成をおこなった。本年度の講座テーマは、健康福祉、流域活動、地方自治、まちづくり、エネルギー等であった。
サステナビリティ企画委員会は、塾生募集や広報の協力を行った。その結果、5大学から学生・大学院生が塾生として参加した。20歳代30歳代 限定の塾生27名の構成は、大学・大学院生、地方議員、県庁・市役所職員、NPO職員等の多様な社会的背景を持つメンバーであり、講座での学び 以外にも、相互交流を通して、人的ネットワークの構築が行われた。
②持続可能な開発目標(SDGs)を用いたキャンパス内の持続可能性評価活動(主担当:名古屋市立大学曽我委員)
本活動では、前年度に名古屋市立大学のキャンパスにおいて持続可能な開発目標(SDGs)の17項目に関する評価を試験的に実施した。本年度は、 建築物に関わる調査を大学生と実施した。
キャンパス内の持続可能性を評価するときに、自然と融合して一体となる有機的な建築物であるかどうかという視点を一つに持っていることが重要 である。有機的な建築物の事例としてフランク・ロイド・ライト(1867-1959)による博物館明治村内帝国ホテル(愛知県 犬山市)が挙げられる。どのような特徴があるのかについて、 2018 年3月 17 日(土)に調査した。
復元された帝国ホテル正面玄関からわかるのは、自然の一部であるという自然観に基づき、人が住まう、いるということへのストレスを最小限にお さえたデザインになっているということである。こうした考え方をもってキャンパスを含めた場をデザインすることが求められる。また評価するとき に 必要な視点であることが確認できた。
③愛知県内の大学連携によるサステナビリティ・リレーシンポジウムの開催 (主担当:名古屋学芸大学岸本委員)
国連は、「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げ、2016年から2030年までにその達成に向けたグローバル・ローカルな取り組みを推進し ている。愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、その趣旨に賛同して、愛知県を中心とした地域社会および地球規模の持続可能性向上へ の 貢献を目的として、大学生主体の連続シンポジウム「サステ ナビリティ・リレーシンポジウム」を開催している。
リレーシンポジウムでは、「持続可能な開発目標」の17のテーマを取扱い、それらに関連する研究や活動を大学生自らが発表し、研究者や市民な ど、さまざまな立場の来場者と共に地域や地球の持続可能性について議論する。研究や活動は、愛知学長懇話会会員大学の大学生が発表を行うが、 大学生以外の主体(中高校生・企業・行政・市民やNPOなど)との連携活動、文化・芸術的な活動、他地域における研究、なども受入れ、 持続可能 な 社会づくりのための「つながり」を学ぶ。
大学生が主体的に関わるこれら一連の事業を通して、愛知県下における大学の横断的な交流と、持続可能な 社会づくりをめざす若者の連携のため の 機運醸成、さらには、そのための人づくり(持続可能な開発のための教育:ESD)の機会とする。
2017年度は、3回のシンポジウムを実施した。第1回は、愛知県との共催により、「かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2017」をサス テ ナビリティ・リレーシンポジウムとして位置づけ、企業と大学生の協働によるサステ ナブル社会の構築についての学びを深めた。第2回は、名古 屋 市立大学において、 大学生と高校生のコラボレーションによるサステナブル社会構築に向けた活動発表および参加者の連携を深めるためのワーク ショップを実施した。第3回は、名古屋学芸大学において、健康と福祉をテーマに諸大学の学生がプレゼンテーションを行った。詳細は以下のとお りである。
■ 第1回シンポジウム
(かがやけ☆あいちサスティナ研究所「成果発表会2017」として開催)
開催日時: 2017年12月3日(日)13:00~17:20
開催場所: 愛知淑徳大学 星が丘キャンパス講堂
内 容: 未来の地域の担い手となる大学生が、企業・団体から提示された環境課題に対して、現場での調査やディスカッションを通して解決策を検討。本会では、 成果発表を行った。
■ 第2回シンポジウム
開催日時: 2017年12月23日(土)13:00~17:30
開催場所: 名古屋市立大学 桜山キャンパス さくら講堂
内 容: ESD(持続可能な開発のための教育)とまちづくりをテーマに、「持続可能な都市・名古屋への高校生・大学生からの提案」と題してシンポジウムを開催 した。
■ 第3回シンポジウム
開催日時: 2018年3月10日(土)13:00~17:00
開催場所: 名古屋学芸大学
内 容: 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」が掲げる17目標のひとつである「健康・福祉」をテーマとして、地域課題の解決をめざす、大学生の研究や活動
が 発表された。 また、優秀なプレゼンテーションが表彰された。
④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討 (主担当:名古屋大学竹内委員長)
愛知学長懇話会メンバー大学の大学院における授業科目の中で持続可能な開発関連の科目の洗い出しの作業を進めた。特に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の ゴールやターゲットに関連するものに着目した。引き続き、精査し、これらを組み合わせ、愛知学長懇話会としての高等教育におけるESDプログラム(案)の編成を検討することとしている。
⑤流域思考によるESD活動の実施・協力(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点と連携)
地域の持続可能性を考える地域単位として河川の流域圏をもちいた ESDの推進手法について、サステナビリティ企画委員の担当委員間で検討を行った。
2014年に愛知県名古屋市で開催された「 ESDに関するユネスコ世界会議」において、愛知学長懇話会は、大学生 ESDリレー・シンポジウムを開催した。また、中部 ESD拠点は、本会議において、流域圏(生命地域) ESDモデルを発表した。こうした経緯をふまえて、当部会では、次年度のサステナビリティ・リレーシンポジウムにおいて、流域圏を単位としたサステナブル社会の構築をテーマとしたシンポジウムを開催することをめざして、企画検討を行った。
⑥多様な主体によるSD活動の情報交流 (主担当:中部大学古澤委員)
サステナビリティ企画委員会では、 SD(持続可能な発展)に関する活動情報を広く発信するために、「愛知学長懇話会サステナビリティ・プロジェクト」のウェブサイトを構築・維持を行った。
(6)成果
愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、平成29年度、ユネスコの ESDに関するグローバル・アクション・プログラム( GAP: 2014年~ 2019年)が掲げる目標に沿って、大学の枠を超えてた協働による各種人材育成プログラムを展開した。これらは、 ①SDポリシーメーカーの育成、 ②持続可能な開発目標( SDGs)を用いたキャンパス内の持続可能性評価活動、 ③愛知県内の大学連携によるサステナビリティ・リレーシンポジウムの開催、 ④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討、 ⑤流域思考による ESD活動の実施・協力、 ⑥多様な主体によるSD活動の情報交流であった。上記活動を通して、大学生がサステナビリティ(持続可能性)について学び、多様な分野におけるグローバル・ローカルな諸課題の解決策を思考する機会を得たことが本活動の成果である。 平成 29 年度の愛知学長懇話会サステナビリティ・プロジェクト(共催・協力活動含む)に参加した教員および学生の所属大学(愛知学長懇話会参加大学)は、以下のとおりである。
■愛知大学 ■愛知学院大学 ■愛知教育大学 ■愛知県立大学 ■愛知工業大学 ■愛知淑徳大学 ■金城学院大学 ■椙山女学園大学 ■星城大学 ■大同大学 ■中部大学 ■東海学園大学 ■名古屋大学 ■名古屋学院大学 ■名古屋学芸大学 ■名古屋工業大学 ■名古屋市立大学 ■名古屋商科大学 ■南山大学 ■日本福祉大学 ■名城大学 ( 21 大学)
以上
平成29年度活動報告
愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、下記(4)の活動目標と活動計画に沿って、 2017年度の「サステナビリティ・プロジェクト」
活動(5)を実施した。
(1)事業名 愛知学長懇話会「サステナビリティ・プロジェクト」(平成29年度)
(2)実施期間 平成29年4月1日~平成30年3月31日
(3)実施体制
企画・運営 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会
責任者 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会委員長
竹内恒夫(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
事務担当責任者 愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会事務局
(中部大学国際ESDセンター内)
藤井昭彦(中部大学学務部長)
(4)活動目標と活動計画
平成29年度に下表の 5 つの目標(ユネスコ・ESDグローバルアクションプログラム[GAP]優先5分野)を掲げ、 「愛知学長懇話会サステナビリティ・
プロジェクト」と称して、6 種類(①~⑥)の活動を展開する。
政策的支援 | 機関包括型アプローチ | 教育者 | ユース | 地域コミュニケーション | |
目標 | ・愛知県及び県内市町村の各種政策の「SD」評価 ・SD政策立案者の育成 |
・ 愛知県内の大学が包括的にサステナビリティに関する理解を深める | ・愛知県における教員教育への持続可能性およびESDの視点・能力の強化 | ・愛知県内の大学生による持続可能性を高める研究・活動の強化と共有 ・持続可能性を高めるための政策提言・立案をできるユースの育成 |
・地域課題の解決に向けて地域資源を活かした企画・立案ができる大学生の育成 ・中部ESD拠点との連携による、マルチステークホルダーの参加型プロジェクトの企画・実施ができる大学生の育成 |
活動案 | ①持続可能な開発目標(SDGs)を用いたキャンパス内の持続可能性評価活動(主担当:名古屋市立大学曽我委員) ②SDポリシーメーカーの育成(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点「中部サステナ政策塾」と連携) |
③愛知県内49大学の連携によるサステナビリティ・リレーシンポジウムの開催 (主担当:名古屋学芸大学岸本委員)年間2回の開催 | ③サステナビリティ・リレーシンポジウム内での教員指導によるスキル発展 | ④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討 (主担当:名古屋大学竹内委員長) ③サステナビリティ・リレーシンポジウム内での持続可能性を高める 研究・活動成果の発表 ②SDポリシーメーカーの育成 |
④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討 ⑤流域思考によるESD活動の実施・協力(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点と連携) ⑥多様な主体によるSD活動の情報交流 (主担当:中部大学古澤委員) |
(5)活動実績
① SDポリシーメーカーの育成(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点「中部サステナ政策塾」と連携)
サステナビリティ企画委員会は、持続可能な社会づくりに寄与する政策を学ぶための活動「中部サステナ政策塾」(中部ESD拠点協議会主催)に 対する協力を行った。
中部サステナ政策塾では、10回の講座を通して、国連「持続可能な開発目標(SDGs)」の17目標を各回で取り上げて、講義のポリシーメーカー の育成をおこなった。本年度の講座テーマは、健康福祉、流域活動、地方自治、まちづくり、エネルギー等であった。
サステナビリティ企画委員会は、塾生募集や広報の協力を行った。その結果、5大学から学生・大学院生が塾生として参加した。20歳代30歳代 限定の塾生27名の構成は、大学・大学院生、地方議員、県庁・市役所職員、NPO職員等の多様な社会的背景を持つメンバーであり、講座での学び 以外にも、相互交流を通して、人的ネットワークの構築が行われた。



②持続可能な開発目標(SDGs)を用いたキャンパス内の持続可能性評価活動(主担当:名古屋市立大学曽我委員)
本活動では、前年度に名古屋市立大学のキャンパスにおいて持続可能な開発目標(SDGs)の17項目に関する評価を試験的に実施した。本年度は、 建築物に関わる調査を大学生と実施した。
キャンパス内の持続可能性を評価するときに、自然と融合して一体となる有機的な建築物であるかどうかという視点を一つに持っていることが重要 である。有機的な建築物の事例としてフランク・ロイド・ライト(1867-1959)による博物館明治村内帝国ホテル(愛知県 犬山市)が挙げられる。どのような特徴があるのかについて、 2018 年3月 17 日(土)に調査した。
復元された帝国ホテル正面玄関からわかるのは、自然の一部であるという自然観に基づき、人が住まう、いるということへのストレスを最小限にお さえたデザインになっているということである。こうした考え方をもってキャンパスを含めた場をデザインすることが求められる。また評価するとき に 必要な視点であることが確認できた。
③愛知県内の大学連携によるサステナビリティ・リレーシンポジウムの開催 (主担当:名古屋学芸大学岸本委員)
国連は、「持続可能な開発目標(SDGs)」を掲げ、2016年から2030年までにその達成に向けたグローバル・ローカルな取り組みを推進し ている。愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、その趣旨に賛同して、愛知県を中心とした地域社会および地球規模の持続可能性向上へ の 貢献を目的として、大学生主体の連続シンポジウム「サステ ナビリティ・リレーシンポジウム」を開催している。
リレーシンポジウムでは、「持続可能な開発目標」の17のテーマを取扱い、それらに関連する研究や活動を大学生自らが発表し、研究者や市民な ど、さまざまな立場の来場者と共に地域や地球の持続可能性について議論する。研究や活動は、愛知学長懇話会会員大学の大学生が発表を行うが、 大学生以外の主体(中高校生・企業・行政・市民やNPOなど)との連携活動、文化・芸術的な活動、他地域における研究、なども受入れ、 持続可能 な 社会づくりのための「つながり」を学ぶ。
大学生が主体的に関わるこれら一連の事業を通して、愛知県下における大学の横断的な交流と、持続可能な 社会づくりをめざす若者の連携のため の 機運醸成、さらには、そのための人づくり(持続可能な開発のための教育:ESD)の機会とする。
2017年度は、3回のシンポジウムを実施した。第1回は、愛知県との共催により、「かがやけ☆あいちサスティナ研究所 成果発表会2017」をサス テ ナビリティ・リレーシンポジウムとして位置づけ、企業と大学生の協働によるサステ ナブル社会の構築についての学びを深めた。第2回は、名古 屋 市立大学において、 大学生と高校生のコラボレーションによるサステナブル社会構築に向けた活動発表および参加者の連携を深めるためのワーク ショップを実施した。第3回は、名古屋学芸大学において、健康と福祉をテーマに諸大学の学生がプレゼンテーションを行った。詳細は以下のとお りである。


■ 第1回シンポジウム
(かがやけ☆あいちサスティナ研究所「成果発表会2017」として開催)
開催日時: 2017年12月3日(日)13:00~17:20
開催場所: 愛知淑徳大学 星が丘キャンパス講堂
内 容: 未来の地域の担い手となる大学生が、企業・団体から提示された環境課題に対して、現場での調査やディスカッションを通して解決策を検討。本会では、 成果発表を行った。



■ 第2回シンポジウム
開催日時: 2017年12月23日(土)13:00~17:30
開催場所: 名古屋市立大学 桜山キャンパス さくら講堂
内 容: ESD(持続可能な開発のための教育)とまちづくりをテーマに、「持続可能な都市・名古屋への高校生・大学生からの提案」と題してシンポジウムを開催 した。



■ 第3回シンポジウム
開催日時: 2018年3月10日(土)13:00~17:00
開催場所: 名古屋学芸大学
内 容: 国連「持続可能な開発目標(SDGs)」が掲げる17目標のひとつである「健康・福祉」をテーマとして、地域課題の解決をめざす、大学生の研究や活動
が 発表された。 また、優秀なプレゼンテーションが表彰された。



④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討 (主担当:名古屋大学竹内委員長)
愛知学長懇話会メンバー大学の大学院における授業科目の中で持続可能な開発関連の科目の洗い出しの作業を進めた。特に、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の ゴールやターゲットに関連するものに着目した。引き続き、精査し、これらを組み合わせ、愛知学長懇話会としての高等教育におけるESDプログラム(案)の編成を検討することとしている。
⑤流域思考によるESD活動の実施・協力(主担当:中部大学古澤委員※中部ESD拠点と連携)
地域の持続可能性を考える地域単位として河川の流域圏をもちいた ESDの推進手法について、サステナビリティ企画委員の担当委員間で検討を行った。
2014年に愛知県名古屋市で開催された「 ESDに関するユネスコ世界会議」において、愛知学長懇話会は、大学生 ESDリレー・シンポジウムを開催した。また、中部 ESD拠点は、本会議において、流域圏(生命地域) ESDモデルを発表した。こうした経緯をふまえて、当部会では、次年度のサステナビリティ・リレーシンポジウムにおいて、流域圏を単位としたサステナブル社会の構築をテーマとしたシンポジウムを開催することをめざして、企画検討を行った。
⑥多様な主体によるSD活動の情報交流 (主担当:中部大学古澤委員)
サステナビリティ企画委員会では、 SD(持続可能な発展)に関する活動情報を広く発信するために、「愛知学長懇話会サステナビリティ・プロジェクト」のウェブサイトを構築・維持を行った。
(6)成果
愛知学長懇話会サステナビリティ企画委員会では、平成29年度、ユネスコの ESDに関するグローバル・アクション・プログラム( GAP: 2014年~ 2019年)が掲げる目標に沿って、大学の枠を超えてた協働による各種人材育成プログラムを展開した。これらは、 ①SDポリシーメーカーの育成、 ②持続可能な開発目標( SDGs)を用いたキャンパス内の持続可能性評価活動、 ③愛知県内の大学連携によるサステナビリティ・リレーシンポジウムの開催、 ④愛知学長懇話会の単位互換制度によるサステナビリティ履修コースの検討、 ⑤流域思考による ESD活動の実施・協力、 ⑥多様な主体によるSD活動の情報交流であった。上記活動を通して、大学生がサステナビリティ(持続可能性)について学び、多様な分野におけるグローバル・ローカルな諸課題の解決策を思考する機会を得たことが本活動の成果である。 平成 29 年度の愛知学長懇話会サステナビリティ・プロジェクト(共催・協力活動含む)に参加した教員および学生の所属大学(愛知学長懇話会参加大学)は、以下のとおりである。
■愛知大学 ■愛知学院大学 ■愛知教育大学 ■愛知県立大学 ■愛知工業大学 ■愛知淑徳大学 ■金城学院大学 ■椙山女学園大学 ■星城大学 ■大同大学 ■中部大学 ■東海学園大学 ■名古屋大学 ■名古屋学院大学 ■名古屋学芸大学 ■名古屋工業大学 ■名古屋市立大学 ■名古屋商科大学 ■南山大学 ■日本福祉大学 ■名城大学 ( 21 大学)
以上